guilty pleasure 後日談
guilty pleasurehttp://honeymagnet.starfree.jp/text/guilty-pleasure/に同時収録 ゆめごこちテンプテーション サキュバスの力を失った宍戸が人間界で暮らし始め…
続きを読む →guilty pleasurehttp://honeymagnet.starfree.jp/text/guilty-pleasure/に同時収録 ゆめごこちテンプテーション サキュバスの力を失った宍戸が人間界で暮らし始め…
続きを読む →初出 2020/6/14 大学生長太郎×サキュバス宍戸 その昔、神と人間の営みが密接に関わり合っていたように、悪魔と人間もお互いにその存在を近しく感じながら生きていた。悪魔に囁かれ、惑わされ、乗り移られては祓い遠ざけ、…
続きを読む →ゆうべから大雨が降り続いていて、せっかくの週末なのに家から出るのも億劫で、そういうときに長太郎とすることといったらひとつしかない。ベッドの中でまどろんで、くっついて、あちこち触れあっていたら自然とそんな気分になる。そのま…
続きを読む →こんばんは、と鳳はひとりごとのように小さく呟きながらアパートのドアを開けた。途端、賑やかな笑い声とテレビの雑音が鳳の耳をつんざく。深夜一時を過ぎているにもかかわらずこんなに騒いでいて良いのだろうか、と鳳は内心ハラハラとし…
続きを読む →お互いに欲しいものが合致するときがある。似たもの同士なんて言葉があるが、一緒に暮らしていると趣味嗜好まで似通ってくるものなのかもしれない。欲しいもの。それは新しい服だったり、甘いものだったり、少しの刺激だったりする。大抵…
続きを読む →35℃を超える猛暑日が続いている。茹だるような暑さとはよく言ったものだ。まるで風呂の中にいるかのように、湿気と汗でじっとりと張り付く衣類が鬱陶しい。体中にまとわりつく暑さから逃げるようにして自宅に帰り着いた宍戸は、うんざ…
続きを読む →鳳宍webオンリー『月夜に誓う』開催おめでとうございます! 前回書いた『はじめて好きな人に誕生日プレゼントをおくる宍戸さんの話』から数年後、高等部に進学した二人の話。 中等部のころに始まった宍戸さんとのお付き合いは、高等…
続きを読む →宍戸さんの2/14と、長太郎の3/14のお話。両片思いから始まる恋。 2/14 恋心を拗らせている自覚はある。先輩という立場を利用してそばに居続けここまできた。そのせいで、今更進むことも引くこともできなくなっている。同じ…
続きを読む →長太郎誕生日おめでとう! 付き合いたての鳳宍です。 悩んでいる。経験したことのない悩みゆえ、解決方法がわからない。長太郎の誕生日が迫っているのだ。部活を引退して、いろいろあって長太郎と付き合うようになった。長太郎は、ただ…
続きを読む →1/1 鳳宍ワンドロに投稿しました。 鳳は走る。眠りから目覚めつつある住宅街を、ひとり風を切って走る。松飾が視界の端に映っては消え、冷たい空気が上気した頬を刺す。家々を照らし始めた朝日はきらきらと空気を輝かせ、鳳はしみる…
続きを読む →2022/12/18発行『住めば都のディストピア』https://ggggggg.booth.pm/items/4408273 に収録した『コインランドリーブルース』で語られなかった夜の話。酔った宍戸に奉仕する長太郎。 …
続きを読む →簡単な一言が言えない、なんてことはよくあることで、午睡を貪り日の傾きかけたころに目覚めた鳳長太郎は呆然と天井を見つめていた。ソファーに上背のある体を折り畳むように収めて眠っていたせいで、かすかに筋肉の動きがぎこちなく、良…
続きを読む →ワンドロお題お借りしました。 「ひとつだけ、わがままを聞いてやる」頭上から降ってきた声に、一呼吸おいて鳳は顔を上げた。窓際のフローリングに直に腰を落として足の爪を切っていたのだ。息を吸いながらそれが己に向けられた言葉だと…
続きを読む →『鳳宍ワンドロ企画』参加しました。テーマ「こっそりと」商人長太郎 X 海賊宍戸さん 屋敷中の使用人が寝静まった真夜中、火の灯らないランプを手に廊下を進む二つの影があった。二人は強く握りしめた手を離すまいと、何かに急かされ…
続きを読む →しつこい、とは少し違う。長太郎の手のひらに撫でられるときは、自分の余分なものを少しずつ少しずつこそがれていくような感覚になる。たとえば薔薇の茎に生え揃った棘の先端を、ひとつひとつ切り落としていくような。たとえば計量カップ…
続きを読む →鳳宍ワンドロ企画に参加しました。テーマ「夏のおわり」 窓の外から聞こえてくる遠雷ような重低音に、身支度を整えていた宍戸はハッと顔を上げた。耳を澄ませば、再度ドォンドォンと懐かしさを伴って破裂音の重なりが聞こえてくる。「ま…
続きを読む →金曜。真夜中。つかの間の解放感と安らぎ。食事のあとバーにはしごして、泥酔するほどではないけれど気分は上々、家に帰り着いても宍戸さんは朗らかだ。「おまえ、ほんっとチマチマした食いもん好きだよなぁ」脱いだジャケットをダイニン…
続きを読む →※宍戸さん女体化の鳳宍♀です。 ちょっとした悪ふざけだったのだ。仕事帰りに待ち合わせて外食し、そのまま宍戸の部屋に転がり込んで、さぁセックスするぞというとき。鳳は宍戸の両手首をネクタイで縛ろうとした。虐げたかったわけでは…
続きを読む →診断メーカーより。 『鳳宍のお話は「結婚したんだ」という台詞で始まり「もう随分昔の話だ」で終わります。』 長太郎から結婚報告を受ける日吉の話 「結婚したんだ」だからどうした、とまずは思った。同窓会も終わりかけ。バイキング…
続きを読む →家族が出払った家の中を、宍戸さんの手を引いて歩くのは何度目だろう。クーラーの効いた廊下を進むとき、宍戸さんはなにも喋らない。誰もいないとわかっていても、玄関で「お邪魔します」と言ったきり俺の部屋に辿り着くまで無口になる。…
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